知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)



知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)
知的複眼思考法―誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社プラスアルファ文庫)

ジャンル:自己啓発,能力開発,意識改革,自己改革,学習
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「比類のない」本

自分で考えるということの内実や具体的な方法論について、「通常語られることのないレベル」まで踏み込んで語っている本である。この水準で議論している本を、少なくとも私は過去に読んだためしがない。その意味で「比類のない書」である。ものごとを自分で上手に考えられるようになりたいと強く願う人は必読といえる。考えに詰まったときに、手元にあるときっと助けにもなるだろう。

ただ惜しむらくは、常々参考にする本として考えたとき、やや無駄が多く、使い勝手も悪い。ぜひ「数学」や「物理」などの参考書のように、「思考」の参考書として、コンパクトに体裁を整えて、より多くの人が手に取りやすいような形で、再び世に出してほしいものだ。

(老婆心ながら……、「知的複眼思考」というネーミングのセンスはいかがなものかと思うのは私だけでしょうか?)
本書から得たもの

ある事象の因果関係を考察する上で、ただ一つの視点からの説明に満足せず、その事象に関連する複数の視点から捉えようとする。

例えば、「なぜ男性会社員の育児休暇の取得率は低いのか」という問いがあるとします。この問いに対する答えとしては、上司の視点から、「上司が男性会社員に圧力をかけるからだ」というものがあるかもしれません。しかし、男性の育児休暇取得における当事者は会社ばかりではなく、他にも男性会社員自身の視点から、「男性は相変わらず仕事好きの人間が多く、我が子のために仕事を中断したがらないからだ」という説明や、会社の同僚という視点から、「上司が圧力をかけなくても、社内の同僚達の間で育児休暇を取ろうとしない空気があるからだ」という説明も可能かもしれません。このように、ある事象の因果関係を分析する上で、その事象に関係する当事者すべてを洗い出し、一つ一つその因果性を検証していくという思考法は、日常においても、学問をする上においても有効なものでしょう☆本書を読んで本当に良かった!
自分の力で考えるための訓練に良い

常識など鵜呑みにせず自分の頭で考え、物事には複数の視点つまり多面的に分析していこうという本。

なかなか鋭い視点で、批判的になるための方法として興味深い。
この本は、読書をこれまでなんとなくしてきた人にとって読むことを推薦したい。

実際、しばらく前に私も大学教授から推薦していただいたのだが、今まで読んでなかった。
もっと早めに読んでおけば、自分で考える力を付けれたかもしれなかった。
ロジカルシンキングの言葉を使わずにここまで書いているのがスゴイ


知的複眼思考法となっていますが、要するに
ロジカルシンキングの本です。

内容はというと

・鵜呑みにせず自分の頭で考えるようにする為の
 批判的読書法

・ものごとの多面性に注目する
 (例えば「女子大生の就職難」=「女性差別」
  と短絡的に考えず、例えば「女子大生の進学率の上昇」
  にも目を向けてみる など)

・「ひとり歩き」をやめて考える
 (例えば「偏差値教育反対」→「偏差値をなくせば万事解決する」
  などと短絡的に考えない など)

まあまとめてしまえば確かにタイトル通り「知的複眼思考法」な訳です(笑)

難点としては章ごとのつながりが見えにくく、その為私などは
内容をモノにするには熟読を要すると感じていますが、
個々の内容がすばらしいのは保障出来ると思います。

経営コンサルタントの方が書く様なビジネス本とは
また違った発見があるのではないでしょうか?
ステレオタイプ

作者が文系の人間だからなのか、やたら言語を基点とした論理の展開や思考方法に傾倒しているような気がする。
例えば図形的、空間的な方法論があっても良かったと思う。それこそ、筆者が悪者とした単眼的な考え方ではなかろうか。
ステレオタイプと言うコトバを久しぶりに思い出させてくれたという意味では良かったか・・・。



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