テンソル(石原 繁)&ベクトル・テンソルと行列(ジョージ・アルフケン)を薦める。
タイトル通りです。
正直言って、期待して買ったけれど期待外れだったかな。
理解の過程では、役に立ちませんでした。(言い過ぎではない。)
そのおかげで、タイトルの2冊と出会うことが出来たので文句は言えませんね。
わかりやすい入門書
この本を読むための予備知識としては微分積分と線形代数の基礎だけで十分だと思います。著者は微分幾何学の世界的な権威だそうですが、説明は非常に親切で、かつ直感的です。ただ、ややこしい計算をひと言でさらっとすましていることがあるので、ときどき手を動かして自分で計算してみることをおすすめします。
一流の研究者による微分幾何学の入門書
微分幾何学の入門書には違いありませんが、随所に一流の研究者による見識がちりばめられ、結果として珠玉の内容となっています。1章で曲線について触れて読者に準備をさせた後、2章から曲面論に入ります。先ずは斜交座標系を用いた議論を進めますが、それを一通り終えた後、直交座標系(動標構)で同様の計算を行い、それによる方が如何に見通しがよいかを示しています。ここで微分形式が導入されますが、このあたりも誠に丁寧に説明されます。 3章では、第一基本形式だけに基づく議論、つまりRiemann計量を用いた内容が展開され、共変微分や測地線が説明されます。4章では、本書の目的でもあるGauss-Bonnetの定理が説明されますが、1章の曲線に基づく議論が対比となっているのが見事です(素人ですので!的を得ていないかも知れません)。 本書は、著者の初めての日本語での数学書、とのことですが、確かに通常の日本語による書物とは異なった趣を持っています。例えば、軽快なユーモアや、口語調の多少くだけた解説が散りばめられ、読者を引き付けています。日本語による数学書はともすれば無味乾燥のものが多いのですが、本書は全くの例外と言えます。 尚、本レビューは旧版に基づくものです。新版では極小曲面の章が追加されていますが、旧版を手放すことができず、未だに購入しておりません。
裳華房
多様体の基礎 (基礎数学) 続 微分積分読本―多変数 微分積分読本 1変数 解析力学と微分形式 (現代数学への入門) テンソル―科学技術のために
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