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近藤勇白書 (角川文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 354029 位
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| 参考価格: | ¥ 780 (消費税込)
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新撰組を中心に明治維新がよく理解できる。池波小説に夢中にさせられる。
池田屋の大立ち回りばかりが有名で、新撰組が明治維新のなかでどういう役割を果たしたのかがよくわからなかったのだが、この本を読んで大変よくわかった。近藤勇以下、土方歳三、沖田総司などの有名な隊士のそれぞれの性格がはっきりと描かれるところが小説の醍醐味だ。
元々が剣術の道場だったところへ、会津藩のおかかえ部隊への呼び声に答えて京都へくりだしたところ、その成果がみとめられ地位と名誉を与えられ、そのなかで新撰組の内部分裂が生じていくようすがまざまざと描かれる。そこへきて薩長の台頭と幕府の崩壊、そして大政奉還から幕府の討伐にいたるまで、新撰組はかくたる方向性を見出せないまま時代に流されていく。しかしどんなことになっても絶対に揺らがない信頼関係に結ばれた男たちのロマン。
池波小説あっぱれ、といった感じだ。読者を夢中にさせる術を知っている。近藤をつけねらうライバル飯田金十郎や、野放図の芹沢にハラハラさせられる一方、京女の柔肌を妖艶に描く。
教科書や資料を見てもよくわからかったことがすべて一撃でわかってしまった。これは必読の一書だ。
角川書店
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